こんにちは！事務員です🐰
桜っていつの間に散ったんですか🌸？(´・ω・)泣
皆さん普段あまり意識して屋根を見る機会は少ないと思いますが
一度見てみてください👀✨！
様々な屋根の形がありますよね♪屋根の角度も様々だと思います。
本日はそんな屋根の角度、【勾配】についてお話します♪
（※勾配とは屋根の角度を示す建築用語で寸法の単位は寸を使います。）
屋根の角度にもしっかり役割があるんですよ～✨🏠
勾配は、
使用する屋根材によって「〇寸以上を確保しないといけない」というルールがあります。
その為、新築の際には「使用する屋根材によって勾配を確定」させたり、
リフォームの場合は、「勾配に併せて使用する屋根材を選ぶ」というようになります。
皆さんのお家の屋根はどんな屋根ですか？☺
例えば、
【瓦屋根の場合：４寸勾配以上】
スレート屋根(コロニアル)の場合：３寸勾配以上
金属屋根(縦葺き)の場合：１寸勾配以上
金属屋根(横葺き)の場合：２寸～2.5寸勾配以上
などの基準があります🏠
そして、屋根の勾配は数値の大きさによって以下の３種類に分けられます。
☑急勾配：傾きが大きい
☑並勾配：傾きが普通くらい
☑暖勾配：傾きが小さい
です✨
では、それぞれの特徴とメリット・デメリットのご紹介です♪
【急勾配】
🏠角度があるので雨水が屋根に溜まりにくく 雨漏れしにくい。
ただし、屋根面積が大きくなるのでコスト面では不利。
＊急勾配のメリット＊
・雨漏りのリスクが少ない
・デザイン性が高い
・収納や天窓など屋根裏の利用価値が大きい
・小屋裏の空間が大きくなるため断熱効果が期待できる
＊急勾配のデメリット＊
・屋根面積が大きいので施工の面でコストがかかり屋根足場も必要
・風に当たる面積の増大で耐風性が減少する
【並勾配】
🏠極めて一般的な屋根勾配で日本で最も普及していると思われる。
水はけ、デザイン性、コスト面など 色々な利点があるスタンダードな勾配。
＊並勾配のメリット＊
・４寸勾配以上ならば ほとんどの屋根材に適合している。
(屋根葺き替えなどで屋根材を変更する場合対応しやすい)
・最も普及しているので デザインも豊富
(並勾配であれば 景観的にも問題のない範囲と言われている)
＊並勾配のデメリット＊
・最も普及しているので没個性的になりやすい
【暖勾配】
🏠雨水が屋根の上に溜まっている時間がやや長くなりそうと心配される向きも
ありますが落雪防止などの観点から 雪国などでは多く採用されている。
＊暖勾配のメリット＊
・風の影響を受けにくい
・面積が小さくなだらかなので施工しやすく材料費や人件費などコストが抑えられる
・落雷しにくいので、そういった被害を抑えられる
＊暖勾配のデメリット＊
・急勾配の屋根に比べると雨漏りのリスクが高まる
・デザイン性が劣る
・ホコリ、ゴミなどが付着しやすく堆積しやすいので劣化が早く進む可能性がある
・屋根材が金属系のガルバリウム銅板に限られる場合がある
普段はあまり気にすることのない屋根勾配ですが、
実はその裏側には様々な事情がありそれぞれのメリット・デメリットが発生します🏠
屋根に用いる材料は、それぞれ必要最低限の傾斜をつけるよう決められています。
「この屋根材を使いたい！」という希望がある場合は、その屋根材に適した
勾配を選ばなければなりません(/・ω・)/
もし基準を破って勾配が足りない屋根にしてしまうと、たとえ並勾配の屋根でも
雨や風の悪影響を受けるリスクが高まります💦
希望の屋根材を使う事が出来ても、屋根としての機能を果たせなければ
意味がありませんよね…(´;ω;｀)
外観やデザインにこだわりたくても、
屋根材ごとの最低勾配だけは必ず守るようにしましょう♪♪
これから新築を建てたい方や、メンテナンスを行いたい方は
自宅の屋根勾配についてもチェックしてみてはいかがでしょうか🌼✨
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